お風呂の楽しみ方は各家庭それぞれですが、間違った入浴方法を続けていると余計に疲れが溜まったり、肌が荒れてしまったりと注意すべき点も色々とあります。
お風呂の入り方を少し工夫するだけで、よりリラックスできたり、 肌や髪の調子が整ったりします。
今回はお風呂をより楽しむために気をつけたいポイントについてご紹介します。
正しい知識を持つことが大切
日本人が毎日お風呂に入るようになったのは戦後になってから、ということを知っている人はあまり多くないですね。
さらに髪を毎日洗う習慣については、もっと後になってからのこと。
ましてやお風呂の正しい入り方をきちんと学ぶ機会なんて、滅多にないですよね。
お風呂を楽しむためには、まず正しい知識を持つことが大切です。

熱い風呂に入ることこそ最高!と思っている時代がありました。

ご高齢の方だったり、体調が悪いときに熱いお風呂に入るのはダメよ。

アツイオフロ、キライ!
体の洗いすぎは体臭の原因にも
お風呂に入るとき、まず最初に注意したいのは体の洗いすぎです。
皮膚には常在菌がいるので、殺菌力が強すぎるボディーソープで徹底洗浄してしまうと、常在菌が適正量に戻るまでに10時間以上かかるともいわれています。
皮膚が無防備の状態になると、体臭が強くなる原因にもなります。
毎日ちゃんとお風呂に入っているのに体臭が気になる…という方は、体の洗いすぎかもしれません。
強くゴシゴシと洗わなくとも汚れは落ちるものですよ。

いつもクサイといわれるのは洗いすぎが原因なのかも…

多分あなたは何をやってもクサイわ。

パパクサイ!

ぐぬぬ…
半身浴はぬるめのお湯で10分以上
時間に余裕があるときは、半身浴がオススメ。
半身浴を続けていると、肌ツヤが良くなると実感する人は多いですね。
正しく半身浴を行なうためには、ぬるめのお湯に30分以上入ることが大切といわれています。
もちろんその日の体調に合わせて入浴時間は調整してください。
10分以上の入浴で身体の汚れは8割程度落ちるともいわれているので、身体をゴシゴシとこすりすぎず、優しく洗うことも大切です。
熱いお湯に短時間入浴しても、身体全体が温まることはなく、身体は防御反応を示してしまうことが多いです。
少なくとも10分以上入浴できる温度で、のんびりとお風呂につかりましょう。
脱水症状にならないように、水分補給も忘れずに。
入浴剤を入れると肌触りがマイルドに
入浴剤を入れると、お湯がマイルドに感じられて気持ちいいですよね。
ガス給湯器を利用してお風呂を沸かした場合、水道水の塩素がお湯の中に溶け込んでいるため、一番風呂に入ると肌がチクチクすることも。
入浴剤を入れて10分程度置いてから入浴すると、塩素が中和されて一層肌触りがよくなります。
入浴剤にも種類が色々ありますが、無理に高級なものを使う必要はありません。
ドラッグストアで安く販売されているエモリカのような入浴剤でも、肌触りの良いお風呂を楽しめますよ。

バスクリンをいれたお風呂は最高だよな。

オフロ、キモチイイ!

バスクリンも悪くないけど、たまには高級入浴剤を使ってみたいものね…

(何も言えない…)
電気湯沸かし器のススメ
ちなみに電気でお湯をわかすことでも肌触りがマイルドになるので、敏感肌の方にオススメです。
光熱費の節約にもつながるため、プロパンガスの料金の高さに悩んでいる方は、ぜひこちらの記事もご覧ください。
刺激の強いシャンプーに注意
毎日使用しているシャンプーとリンスについても、洗浄力が強いものを使用していると、頭皮や髪にダメージを与えてしまうことがあります。
脱脂力の強いシャンプーには、髪がきしまないように別の成分が入っていることが多いです。
必要以上に頭皮の脂を洗い落としてしまうと、乾燥を防ぐために余計に皮脂の分泌量が増えてしまうのです。
肌質に合わせたシャンプーを選ぶことが大切です。
シャンプーの種類
シャンプーには、高級アルコール系、石鹸系、アミノ酸系の3種類が多く市販されています。
ドラッグストアでよく見かける価格の安いシャンプーは、高級アルコール系シャンプーが多く、脱脂力が一番強いとされています。
ちなみに、美容室でよく使われているのはアミノ酸系シャンプー。
洗浄力が強すぎることがなく、マイルドな洗い上がりを期待できますが、成分にこだわりがあるだけに価格も高めです。
毎日髪を洗っているのに翌日の夕方には頭皮がべたつくようならば、脱脂力の強いシャンプーを使っていることが原因かもしれません。
買い替えのタイミングでアミノ酸系シャンプーを試してみてください。
アミノ酸系シャンプーとしては、ミノンが昔から有名ですね。

ハゲ防止につながるシャンプーを使いたいけど、値段が高くて手が出せない…

丸坊主にすればシャンプーもいらないし、家計も助かるわ。

ボウズ!ボウズ!

毎月のお小遣いをアップしてくれるなら検討してみてもいいけど…

それはないわ。

ぐぬぬ…
体調に合わせた楽しみ方を
体をゴシゴシと洗いすぎたり、熱いお湯に長時間入ってしまうなど、やってはいけないことはわかりやすいものの、入浴時間や入浴方法、シャンプーやボディーソープの選び方に絶対的な正解はありません。
あなたの体調や肌質に合わせて考えていくことが大切です。
自分にぴったりのシャンプーや入浴剤を見つけるのは簡単なことではありませんが、正しい知識を持った上で、色々と試しながらお風呂を楽しみましょう。